セイコー腕時計ALBAアルバスタンダードY504-8010電池交換
1979年製造のアルバスタンダードY504-8010電池交換修理です。
電池交換の為にはベルトを開かないと作業が難しくなります。
この腕時計のベルトの開き方はバックルから外します。
方法は一番下のリンクから「バックルの外し方」を。
ベルト調整をされる方は「板バネ式」をご覧ください。
ベルトを開いた所で電池交換の作業に入ります。
カレンダーが切り替わるところで止まっておりますが。
このままで電池交換するのは良くありません。
カレンダーは切り換えてから作業開始です。 写真のこういった錆び方は中身の想像が出来ます。
裏からもこのベルトの取り付け部を見ると凄いですね。
ここは汚い物を見るのが嫌いな方はパスした方がよさそうです。(;^_^A
さぁ、開けると想像どうりかなりの状態。
"SR43SW"この電池が入ってる事自体が年代を感じます。
2005年現在では主流の電池は大きさも厚みもこの半分です。
20年間でムーブと電池双方の進化が見て取れますね。
先ずはムーブを取り出してケースの掃除をしないといけません。
竜頭を抜きます。本来ならこの時点で、写真右のように裏返せば
簡単にムーブが出てきますがビクともしません。
スペーサまでが錆ついておりますね。ピンセットで起こして外します。
本来は摘んで簡単に外れるものです。
ハイ、出ました。文字盤は綺麗なものです。
まず動作確認しないと掃除する意味が無いですから。
この状態で電池交換しましたら動きました。
ではケースの掃除をしていきましょう。かなりの錆ですから、これは掃除のし甲斐があります。
パッキンはもうダメですから後で交換します。 ラグ部は特に凄い状態です。
20分掛かって掃除してもこの程度です。
錆びないはずのステンレスがこの状態にまでなっております。
これでもかなり掃除した方です。 こうやって拡大すると”金属の歯車”が見えます。
アルバと侮れないムーブです。
25年経ってこれだけ錆びてもOHしないで、ちゃんと動きました!
この頃はアルバも日本で作っていた訳ですから当然か。
「2006年から開始の時計の洗浄の様子。そしてお申し込みフォームは”akiyose.com”で」
セイコー腕時計電池交換トップへ/2005年9月(記述)/2017.10.26修正