セイコー腕時計(SEIKO)ワールドタイム-デジタルA708-5000電池交換修理
セイコー腕時計(SEIKO)ワールドタイム-デジタルA708-5000電池交換修理です。さて、いきなり凄い状態で登場のセイコー腕時計/ワールドタイム-デジタルウォッチの電池交換です。
何でも先日お父様が亡くなられたそうで、その形見の腕時計なので使える様にして欲しいと言った要望です。
まず電池切れかどうかさえ分かりません。しかもボタンも全て固まっております。このガラスの点状の模様は、お父様が溶接工だったらしく溶接スパットが飛んでガラスが溶けたあとですね。
このガラス換えもご希望ですが、さすがにもう20以上前の腕時計ですからセイコーにも部品の在庫がありません。さぁ、動くかな?
この裏蓋周辺の黒いものは、メッキ剥がれではなく汚れ(;^_^A。これは掃除のしがいががありそうです。
いくらデジタルで歯車が無いとゆえ、最低限の汚れは落としてから蓋を開けましたが中身はこの様になっております。デジタルムーブですから摘んで引き出すと中身がポロリと出ます。
電池はリチュウムですが、このグリーンのプラスティックの板2枚で挟んであるのみ。この位置を横から見てその横にピンセットを差し込んで外しますが。
こういったものは、外すと戻すときに向きが分からなくなる物が多いので、写真の様に上と下のグリーンの板にマジックで目印を打ちます。
そして、めくるように外します。裏を返すと留まってる突起が見えます。ピンボケ!なんとか突起は分かりますかね(;^_^A
これが電池格納部。 ムーブを横からみても。
上からみても損傷やサビは無し。電池も入れてみて動作は確認出来ましたので、今度はボタンを直して行きます。先に動作確認しないと、掃除してから動作の確認が取れなければ「骨折り損のくたびれもうけですね」
まずは、ケースの裏を磨いておきます。どうですか!綺麗になったでしょう。このメッキの剥がれは致し方のないところです。