SEIKO腕時計(セイコー)TYPEU4623-8010電池交換

TYPEU4623-8010

TYPEU4623-8010電池交換です。いきなり写真が逆さまです。
「SEIKO」の文字がアップライトになっているところが懐かしい。
タイプUでもこれだけ気合いを入れて作っていた時代があったのだと。

TYPEU4623-8010裏蓋

水晶マークがアップライトで「TYPEU」の文字はプリント。「水晶」って事に意義があった時代の名残です。裏蓋は”はめ込みタイプ”ですが、電池フタが別の構造。

TYPEU4623-8010バックル

電池フタですが汚れやパッキンが溶けてコインで回しても開かない場合が殆ど。
ベルトはオリジナル無垢バンド。
先日、この頃のオリジナルバンドが無いか問い合わせがありましたが、
メーカーの在庫期限は約10年。これなどは軽く30年以上前の商品ですから流石にありません。
どうしても探すならオークションを気長にウォッチングするしかないです。

まずは裏蓋を綺麗にしてから。電池フタをコインで回してみますが、やはり開きません。

こちらがはめ込みフタの開け口です。裏側からみると当然こうなります。

ピンセットの尻でちょん!簡単に開きます。

TYPEU4623-8010ムーブメント

やはり電池蓋パッキンが溶けております。開けたついでに、これがムーブメント。

レトロなクォーツムーブメントですね・・・完全に湿気ておりますが問題なく動きます。
それに金属の歯車。当たり前の様ですが最近のこのクラスではありえない作り。
いかにも分解掃除出来る作りです。

プリント基板むき出しのムーブメント。右が電池”301”の分厚い電池で1年です。

 

この蓋は手では閉まりません。プレス器が必ず必要ですが。
ここが膨らんでおりますから、コマとジャストフィットしない為に
閉めるにはコツが要ります。このタイプの電池交換は、
こちら”グランド・クォーツ”や”キング・クォーツ”でも見る事が出来ます。

「2006年から開始の時計の洗浄の様子。そしてお申し込みフォームは”akiyose.com”で」

セイコー腕時計電池交換トップへ/2005年9月(記述)/2017.10.17修正