耳が遠い
「2006年10月20日」
今の店は親父が高齢ですからお客様もどうしても高齢者が多いのですが。
先日も70代の男性のお客様がメガネの購入に来店されました。ところがかあなり耳が遠いのです。店内に入ってくるなり。
「おやっさん居るかぁ〜」
「はぁ、おりますが今は2階ですが」
「おるんかぁ〜!?」聞こえてないな・・・
「2階です!」
そこへ親父が降りてきました。
「おお、いらっしゃい。何用でっか?」
「ええぇ〜?」親父も聞こえて無いなと感じたか。
「何用でっか!」
「メガネや」
そこで検眼ですが検査機械が反応しないくらい白内障が進んでいる。それを説明しますが何分聞こえていないので大変、そこで親父は。
「眼科・お医者!!」
「ああ、医者か・・・ほな行ってくるわ」
意外に素直に行ってくると。それから数日が過ぎて本日、午前中ご来店。親父はまた2階に居ましてこちら腕時計の接客中。で先客と会話中ですが先日の方お構いなしに。
「居るかぁ〜!」
仕方が無く、親父を呼びます。親父は降りて来たのですが既に先日の事も忘れております。
「いらっしゃい、何用で?」
お客様また大きな声で。
「行って来たでぇ〜!」
「何処へ?」
「医者ぁ〜」
「はぁ?」ここでやっと親父は思い出します。
「手術言われましたやろ」
「要らん言うた、メガネ作って」
「ほな処方箋貰ってきなはれ」
「要らん言うたで。0.5でええ言うたわ」
「それではわかりまへん。処方箋」
「0.5で出来へんのか?」
しばらくの問答のすえ親父も疲れてきて。
「あかん!・医者・紙」
「わかった行ってくるわ」と小さな声で。あれで通じるところが凄い!
ああいう人は眼科の先生も大変だろうな・・・(;^_^A
帰られたあとで親父。
「ほんま、まだ若いのにな・・」
若い?確かに親父よりはd(^_^)