49日(法事)

1月30日

昨年末の話でこちらにも紹介しました。霊柩車

あれから早いもので昨日30日は49日の法事でした。この日は、私の家の近くに「亡くなった、おばさんの実家」があるので朝、寄ってから4人乗せて行く予定です。(車で30分)でも、その家には大阪や岡山から身内7人が集まっておりますので到底全員は乗用車に乗せられません。よって、乗れない方はタクシーで行くと聞いていました。

10時からの法事で叔父さんの家まで車で30分ですから。途中の渋滞などを考えると9時には向かえに行かないとダメかな?と。9時05分。おばさんの実家の前に着きます。そこは国道では無いものの、幹線道路ですから4車線に路側帯それに歩道がって広いのです。到着すると。何と!家の前にタクシーが2台止まっている・・

やばいな・・・もうタクシー呼んでる・・って事はスタンバイOKですぐに出てくるか?と。
タクシーの後ろで待つことに・・しかし・・・何故2台?・・・7人のうち4人はボクが乗せて行くのでは・・・ボクが来るのが遅いので2台呼んでしまったかぁ・・?

今更、慣れてもいない家に、のこのこ入るのも罰が悪いし待つこと10分。しかし・・・タクシー呼んで10分も待たせるかぁ?まぁ、良いかとボクは車を降りて自販機にコーヒーを買いに。停車位置から20mくらい後ろの自販機に。コーヒーを取り出してから戻ろうと振り向くと(☆。☆)
何と!タクシーが走り去ってる・・・・何時の間に乗ったのだぁ・・。やばぁ〜!と慌ててタクシーを追いかけました。2つ目の交差点でタクシーに追いついて中をのぞき込むと・・誰も乗っていない・・・??ハテ・・・?

また、元の位置に戻ると家の前の歩道を、おばちゃん達が家に向かって歩いて来ております・・?
車をUターンさせてその横に止まると、叔母ちゃん達が。「あらぁ〜、もう来てくれたの?。私ら今から家に上がってお茶でも頂いてから行こうと思ってるのに」「え〜、まだ集まっても居ないのぉ〜!」「まぁ、お茶でも飲んで行きなさいよ」と・・

それもつかの間、7人が揃いましたので早速、法事宅へ。行きの車中で、叔母ちゃん達にさっきまでのタクシーの経緯でビックリした事を言うと。 「何、言ってるのぉ〜あそこタクシーの止まり場所なのよ。知らなかったの?多いときは3台くらい止まってるよ」「え〜、あそこ何時からタクシー乗り場になったの?」「違う違う、タクシー乗り場や無いけど。ちょっと先は交差点やしちょっと戻ったらバス亭でしょう。だから家の前は広いしタクシーの運ちゃん達、休憩場所にしてるのよ」

なるほど・・・そう言う事だったのね・・・焦った分、損した気分でした。車中、叔母ちゃん達とその話で大笑い(;_;) 話し込みすぎて、おじさん宅を行き過ぎてしまう始末。

そして法事宅でお坊さんを待つ事に。お葬式の時と同じ”お坊さん”ですが92歳と高齢。
歩くことも出来ないので車椅子です。目も年齢が年齢だけにかなり悪いと・・何でも跡取りが居ないので「ワシが頑張るしか無いがなぁ〜。昨日も人工透析行って来たところやがなぁ!、ガッハッハッハァ〜!仏さんは待ってくれんでな」元気なのかヨボヨボなのか・・・・?この日も”お一人”で勤められるとか・・・。でもお経が始まると”凛”とした声が響きます。

この日も50分のお経を休憩もなく連続で唱えられましたm(..)m皆が揃った所で坊さんの、お経が始まります。ただ、足がお悪いので正座が出来ませんから祭壇の前に椅子を置いてもらって、皆よりも高い位置でのお経です。始まってすぐに”この辺りでチィ〜ン!”のハズが聞こえない?ふと見ると”リンを叩くのに空振りしてる”(☆。☆)椅子に座って高い位置なので、リンが見えていない様。(;^_^A

慌てて隣にいた、叔父さんがリンを触って位置を上げます。そこで、まずはファールチップの”チィン!”と鳴ってから次に、チィ〜イ〜ン!。(やれやれですね)

お経が進んでしばらくすると題目とともに” この辺りからポクポクポク・・・!”と木行のハズが・・これまた聞こえない?変わりに「ドッ、ドッ、ドッ!」と、何やら本を叩いている音が・・?ここは、やはり「ポク!ポク!ポク!」でないとリズムが変ですね。 (;^_^A

親族皆下を向いて有り難くお経を聞いて居ますが一瞬、顔を上げます。しかし、流石お坊様!動じません。平然と題目とともに「ドッ、ドッ、ドッ!」。50分の最後の方は「皆さんもココは題目をご唱和ください!」と又「ドッ、ドッ、ドッ!ドッ、ドッ、ドッ!ドッ、ドッ、ドッ!」

無事にお経も終わって、有り難いお話も聞いて、お坊さんは奥さんや、皆に担がれてタクシーに乗り帰られました。帰ると行っても歩けないので、皆に担がれたままの格好で玄関を出て行かれます。その姿に向かって、皆「ご苦労様でした」とお辞儀m(..)mこれまた滑稽な光景ですね。(;^_^A

そして私の気がかりはさっきの「ドッ、ドッ、ドッ!」興味津々で祭壇の前を見ると、やはり坊さん教本を叩いていた様です。では木行は何処に・・・・おじさん最初から出し忘れか??と、良く見ていると・・・有った!木行。

なんと!リンの下に敷かれていた!(☆。☆)

おじさん、坊様が空振りしてるので、高さを上げようと咄嗟に木行をリンの下に入れてしまった様だ・・・それでね!「ドッ、ドッ、ドッ!」は。\(^o^)/ しかし・・・動じない坊様は流石!

それからご馳走を頂いて。私は店があるので”お先に”と言うと事に。運転手が帰るとなると皆帰るしか無く、おいとまとなります。

帰りの車中でまた木行の話で盛り上がり。皆さんにはボクに「今回は”霊柩車”の件や、毎度毎度の送迎で気を使わせたねぇ、ありがとう」と。お礼を言われて。

私は「ほんまに、あの霊柩車は、死んだ人積んでるのに気を使いましたわ今、生きてる人積んでるのに集中力ゼロですわぁ〜」と後部座席を振り返り、ニコッ(^_-)。そこで皆が慌てて。

「うわぁ、しっかり前見て、運転してぇ〜〜〜!」
「よろしいがな!いつでも霊柩車運転してあげまっせぇ!」
「嫌ぁ〜まだまだ、乗りたくは無い〜〜!」

叔母ちゃん達は気が付いていないが・・・運転中の男は振り返るよりも、話しかけてる事の方が危険であると・・・

雑文一気読み次は「ベルト調整出来ましたメール!」へ。

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