BREITLING B-1
2016.10.28お預かりのBREITLING B-1電池交換メンテナンスです。
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整位置をチェックします。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
ラグ部の汚れもチェックします。
裏蓋の裏側もチェックして。隙間が空いた構造の裏蓋ですからこの汚れは仕方が無い。
こちらが本来の防水機能を果たす裏蓋。乗せてあるだけです。
裏蓋を開けると電池がムーブメントを覆っております。
洗浄の前に電池格納部をチェクして動作確認。
前文字表示しますからリセット。動作確認できたところで洗浄へ。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
パッキンを外して劣化具合をチェックしますが異常は無し。
目盛リングがあるので、そのまま洗浄は出来ません。裏蓋を閉め洗浄レベルでの水漏れは無いかチェックします。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して。
裏蓋を乗せます。
洗浄して綺麗になったスクリューバックを閉めます。
全体的にツヤが出て綺麗に。
ブレスごと洗浄で弓環も綺麗になったところで。
さて動いてはおりますが時間合わせの為の
竜頭のクリック感が曖昧になっており。
何とか合わせましたが、クリックのバネが内部で変形しているか
または破損しているのか分かりませんか不具合を起こしております。
クリックの感触に切れが無いですから、竜頭操作が使い込まれた感じですか。
竜頭クリックでアナログ針の早送りをしますが、
逆回転したりいたしますから回路不良かも分かりません。
アナログの針は反応あ鈍いながらも、合わせる事が出来ましたがデジタルが
送る事が出来ません。
わたしも初めてみる症状ですが、これは時計店で修正出来るレベルでは無い。
メーカーでしか修復は不可となりますが、メーカーに送れば
数万円は覚悟する必要があるでしょう。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。