時計修理の質問集/防水腕時計は電池交換してもらえない?

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腕時計の電池が切れたので、時計店に持ち込んで
「これは防水腕時計ですから、こちらでは出来ません」と言われた事はないですか?

これは、腕時計の防水性能に関係があるのです。
まず腕時計が「気圧防水」か「××m」防水でるか?。
それで判断される訳ですが、この違いはこちら「防水について」で、見て頂くとして。

電池交換に関して時計店の判断は「気圧防水」か「潜水用防水」かで判断されます。

気圧表記文字盤の記載例

その違いは写真の様に文字盤に表記されています。
先ずは「20BAR」表示ですが「20気圧防水」の意味です。

潜水表記

次に「200m」は「潜水用防水(JIS規格)」になります。
この「潜水防水表示(200m)」の腕時計がなぜ電池交換して貰えないかというと。
先に「潜水用」としましたが潜水するという事は「潜って水中で時間を見る」
それが前提になります。
それに何の意味があるかと言えば。腕時計を当てにして潜る訳ですから
潜水中に防水機能が保てず水が入って止まったとします。
その止まった事を知らずに潜っていると「死亡事故」に繋がりますね。
よって、時計店ではこの「200m」表示には過敏に成らざるを得ないのです。

時計店側の常識では「200m」防水腕時計の電池交換はメーカー送り
(パッキン交換・防水試験は必須)しか方法がないのです。
ただ時計は「200m」表示でも潜る事もなく。
ただ「とにかく防水がシッカリしている腕時計」といった意味で
使用されている方が多いのも事実。

電池交換を受けてもらえないパターン1
購入時に時計店の店員に「とにかく防水のきつい物ください」とか
「潜りはしないけど、かなり無茶な使い方するほうです。」とか
「水を使うのは仕事なので防水の腕時計ください」とか言うと。
時計店はやはり200m防水を勧めます。
後は200m防水時計の頑丈そうなボディと
精巧なデザインだけで購入したり」すると。

数年後・・・電池交換に行った時。
「こちらでは出来ません。メーカー送りになります」と、なる訳です。
売る時に「電池交換は厄介であるとは言わないでしょう」

換えてもらえないパターン2
あとは知人から譲り受けるパターンです。
購入された方が「200m」の意味を承知で買われたかどうかは別として。
貰った方がその意味をご存知ならば良いのですが。
知らない場合は電池交換に行って「換えて貰えなかった」と、なります。

換えてもらえないパターン3(G-SHOCK)
このG-SHOCKですが。これは「タフな腕時計」としてヒットした商品です。
それにあの頑丈そうなデザインから。
「何をしてもOK」といった認識で使用されている方が多いのです。

 

そういった認識が世間で常識になっている以上は、
時計店ではG-SHOCK=電池交換は潜水腕時計として扱う訳です。
特にこういった状態の場合(あまりきれくないですが(;^_^A )

では「200m」防水の腕時計はメーカー送りしか方法がないのか?。

それは「防水腕時計の電池交換の依頼の仕方」をご覧ください。


この記事を書いたのは2004年でしたが2014年の現在。
時計業界はパーツの入手にメーカーを超えた横の繋がりが無く。
キズ・破損等のトラブルに弁償対応が出来ません。横の繋がり以前に10年以上が経過した古い時計も同じく部品はもうありません。
関西地方では、そこを突いた訴訟問題等が頻発している都合。
大手商業施設(内)では「電池交換は一切不可」(ベルト調整さえ)が
普通になりつつあります。
電池交換出来るのは、そのお店で販売された時計で10年以内のモノに限られます。