BREITLING B-1 電池交換メンテナンス

2017.4.11お預かりのBREITLING B-1 電池交換メンテナンスです。
2014年末にもお預かりですから2年と少し。最近、曇った事があるという事で故障かも?というご依頼ですがみてみましょう。

竜頭とプッシュボタンの動きをチェックして。固着も無く問題ありません。

ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。

微調整位置をチェックします。

ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックして。

裏蓋を開けると耐磁プレート(中蓋)がムーブメントを覆っております。

おや・・・サビです。やはりガラスが曇った影響ですが。

電池にもサビがみられます。

黒いプラスチックの縁にもサビが見えますが拭き取りできる程度。

パッキンの弾力が無くなったのでしょうか?

角度を変えると曇った痕跡が残っております。
電池を入れて動作確認ですが表示しません。兎に角、一晩乾燥させてみます。

よく見ると右端の方、パッキンが切れております。
パッキンを交換するしかありませんが合う物があるかどうかです。
その前に乾燥だけで動くのかが問題。

巻芯にサビはきておりませんから竜頭からでは無い。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。文字盤の黒い部分に水滴の痕跡が残っておりますが、これは拭き取るとムラになりますから触らない方が無難。

ケースの洗浄・・・では無く、汚れの拭き取りにします。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池を入れて動作確認。

問題なく表示しました。

パッキンですが当然「専用パーツは入手不可です」。
そこで既製のパッキンですがオリジナルよりは少し太いですが
構造上は太いのは問題無いでしょう。

ブレスも洗浄して綺麗になりました。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
ガラスの内側もかなり入念に拭き取りましたが、水滴の痕跡がハッキリ?
これはガラスのコーティングが良く、透明度が高いので文字盤の水滴の痕跡が
ガラスの裏面に投影されてガラスの汚れに見えている様です。

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可