Cartier TANK Flancaise 電池交換メンテナンス

2018.8.14お預かりのCartier TANK Flancaise 電池交換メンテナンスです。
2012年にもお預かりの腕時計。

2本届いたうちの1本。

竜頭の動きをチェックして。

ステンレス無垢バンドに両開きバックル。

裏蓋は4本ネジで留まっていて裏蓋記載。

1本のネジが固着しており潤滑剤を染みこませます。

裏蓋の裏側もチェックして。

パッキンを外して劣化具合をチェックしますが異常は無し。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

作業の前に電池を入れて動作確認。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。ただ、パッキンが半分欠けているのが分かります。
よって「竜頭からは浸水します」から注意が必要です。
修復にはメーカーへ送るしかなく、メーカーでは「竜頭パッキンのみ」は不可ですから5万円は覚悟が必要でしょう。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックして。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

ネジが錆びて動かない部分も綺麗になりました。

全体的にツヤが出て綺麗になったところで。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。

 

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可