dunhill Millenium 電池交換メンテナンス
2018.1.17お預かりのdunhill Millenium 電池交換メンテナンスです。
dunhillのケースで到着ですが、これはライターのケース。
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドにブレスバックル。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。このモデル、裏蓋をあけると写真の様に錆びているものが多いです。
一応、パッキンが効いていたことは分かりますが完璧ではありません。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。ムーブメントにサビは無いですがケースの縁が錆びております。
作業の前に電池を入れて動作確認。
パッキンを外してみますと、接着剤補強がされていた事が分かります。
パッキンを外せば割れるかとも思いましたが、無事に外せました。
接着剤が付いておりますが弾力もあり、まだ再利用も可能です。
裏蓋のサビは削り落として綺麗にします。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
ブレスのコマの隙間には汚れがビッシリ、洗浄で綺麗になりましたが洗浄層が真っ黒に。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックし電池を入れて動作確認。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
表面が凸凹ですから接着剤補強した方がよいかも?
パッキンの接着剤は綺麗に掃除します。
裏蓋に装着してみますが伸びた感じも無く、普通に再利用可能。
このモデル、洗浄すると裏蓋を閉めても爪で開く程度にしか締まらないものが多い中。
しっかりと締まりました。爪で外す事は出来ない固さです。
ブレスの汚れも綺麗になったところで。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。
もう年代からも無理は出来ませんから「非防水ウォッチ」として使用される事をお勧めします。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。