GUCCI 8900L 電池交換メンテナンス&バックル
2022.7.10お預かりのGUCCI 8900L 電池交換メンテナンス&バックル修理です。
竜頭の動きをチェックして。
バックルが甘いと言う事ですが。甘いと言うか片方が外れない。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
バックルですが、この分厚い金属プレートのカーブが押さえつけてか伸びております。それを爪を変形させて留まっている感じです。
過去にもバックルを分解した痕跡があります。
洗浄で汚れの詰まりは綺麗になりましたが、それだけでは留まらない。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
洗浄して綺麗になった裏蓋にパッキンを装着。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。バックルはカーブを戻して爪を正常位置に戻しますが金属疲労が大きく、完全に戻そうとすると折れるでしょうから難しい。兎に角は外れない状態は克服しました。完全に直すには「バックルの交換」しかありませんが交換パーツがありません。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。