HERMES ケロ バングル・ウォッチ
2016.7.29お預かりのHERMES ケロ バングル・ウォッチ電池交換メンテナンスです。
この時計は初めて見ましたが触ってみて。時計本体を横にずらせば、ロックが外れてバングルが開きます。
バングルですから目詰まりする箇所が無く洗浄しても変わり映えしない。
余程の汚れなら別ですが綺麗な状態。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
むむむ・・・液漏れ。電池の表面だけなら良いですが。
電池格納部まで粉が。ここまで散ると歯車にも及んでいるでしょう。
それに竜頭を引いて針を回せば「キュッキュッ」と音がしますからかなりの油切れ。
電池格納部の粉は拭き取って電池を入れて動作確認。ですが不動です。
注油をして30分、動き出しましたので一晩置いてみます。
翌朝、止まっており。竜頭を引いて回してみますが不動。はやり「要・分解修理」ですが3万円は掛かるでしょう。メーカーではその倍くらいですか。
今回は予算から返却となりました。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。