HERMES MEDOR 電池交換
2022.1.6お預かりのHERMES MEDOR 電池交換です。何でもお近くで「裏蓋が固くて開かない」ということで返却されたとか。覚悟して掛かります。
竜頭の動きをチェックして。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。固いと言う事でもっとサビとか、裏蓋の変形か?と思っておりましたが意外に綺麗な状態。では何故、固い?
開け口をチェックします。
確かに何度もチャレンジした痕跡がありますが、力の入れ具合が中途半端な結果です。もっと思い切って突き通す覚悟が無いと開かないのです。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。内部にサビも無く裏蓋が固い要因は無い。
ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。電池を入れて動作確認で問題無く動きました。
パッキンは交換してシリコン塗布をし裏蓋に戻し。締めるのも難なく指で押し込めましたから裏蓋の変形でも無さそうです。
時間を合わせて電池交換完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。