OMEGA Seamaster 1438 電池交換メンテナンス
2021.6.29お預かりのOMEGA Seamaster 1438 電池交換メンテナンスです。
弓環の汚れもチェックします。
この感じは長期保管で放置された雰囲気。こういう汚れこそ「電池交換&洗浄3.100円コース」が効果大。
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。
ラグ部のバネ棒は洗浄します。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。内部は奇麗な状態、パッキンがシッカリ効いております。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックします。
ケースの洗浄で回転ベゼルの数字が見事に剥がれ落ちました。
墨入れするかどうか?と言うのも数字の凹んでいる所もツヤがあり塗料が乗るのか?
ブレスは洗浄して綺麗になりました。「2コマ外し」もご依頼ですからベルト調整。
回転ベゼルの数字ですが、黒い塗料が残っている部分をピンセットで触ると簡単に剥がれました。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
数字の部分がシルバーというのも、デザインとしてアリかも?
バネ棒も洗浄して綺麗になったところでブレスの取付。
汚れが綺麗になりました。
回転ベゼルの墨入れは、ご自身で好きな色に塗って楽しむのもありでしょう。防水時計ですし内部に影響はありませんから。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。