Brand Watch10本電池交換

2023.3.18お預かりのBrand Watch10本電池交換です。
前回、初めてのお預かりで不動でしたが、今回は纏めて送ると言う事でご依頼です。
前回の時計から古いクォーツをたくさんお持ちと思われますが今回は動く物があるのか?さすがに10本ですからジャンクばかりでは無いと思いますが。さぁ、何からいくか?

先ずはFENDIレディースからいきましょう。

ステンレス無垢バンドに両開きバックル。

そんなにダメージも無く正常動作するでしょう。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。錆も無く湿気の痕跡も無く普通の状態。ただ電池の下側のハンダ留め分に錆が浮いて茶色くなっておりダメージがあるようです。

電池格納部をチェクして見れば液漏れでマイナス端子が水滴の跡が。まずが接触不良を回避する為にも綿棒で拭き取ります。

綿棒にアルコールを染みこませて擦ったら割れました。プラス側の端子も簡単に折れます。念のために残ったマイナスの端子とプラス端子を電池に?いでみますが不動です。電気が流れておりませんから修理不可です。

これは返却となりますが前回の後だけに、残り9本は大丈夫か?全部不動なら写真の編集代金も出ないですから。

次はYSL電池交換です。

ステンレス板巻きバンドにブレスバックル。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックします。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

電池格納部をチェクして電池を入れて動作確認。問題なく動きました。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

時間を合わせて電池交換完了です。

次はOMEGA De Ville電池交換です。

純正の革ベルトが付いた年代物ですが遊び革が剥がれております。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックします。

これがムーブメントですが・・・機械時計。

ネジを巻けば正常動作致しましたので費用は「0」です。

時間を合わせて動作確認。

次はGUCCI 5100Mメンズ。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックします。

これがムーブメントですがチープなムーブメント、でも本物です。

ムーブメント拡大。

電池交換で問題無く動作致しました。

次はディオール・レディースウォッチ。

ステンレス無垢バンドにブレスバックル。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックします。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。錆も無く問題無いでしょう。

電池格納部をチェクして電池を入れて動作確認。端子に曇りもなくツヤがありますから安心して電池交換。

パッキンにシリコン塗布をして・・・と思えば硬化しており割れました。

パッキンは既製品ですが交換しておきましょう。

時間を合わせて電池交換完了です。

次はGUCCI 1500Lバングルウォッチ。

バングルですからベルト調整は不可。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックします。汚れも無く綺麗な状態。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

電池格納部をチェクして電池を入れて動作確認。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

時間を合わせて電池交換完了です。

次はCHANEL プルミエール。

ブレスバックルで重厚な作りで一世を風靡したモデル。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックします。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

電池格納部をチェクしますが綺麗な状態で、電池を入れて動作確認。

時間を合わせて電池交換完了です。

次はGUCCI 5500Lですがお預かりの中では未使用に近い腕時計。

ステンレス無垢バンドに両開きバックル。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックします。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

電池格納部をチェクしますが異常は無く綺麗な状態、電池を入れて動作確認。

時間を合わせて電池交換完了です。

次も一世を風靡したモデル。

竜頭の動きをチェックして。

このモデル七宝が施されており綺麗ですが美観重視で、開け口が薄く。工具を当てるとどうしてもキズが付きます。下手な人が触るとキズだらけになるモデル電池交換メンテナンスです。もあります。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

七宝も乾燥し、開け口もズタズタですから普通では空かなくなった状態。さてどうやって明けるか。

裏蓋の裏側もチェックします。

これがムーブメントでですが内部は綺麗です。ただラグ部ピンが曲がっております。

ムーブメント拡大。

電池格納部をチェクしますが綺麗な状態。電池を入れて動作確認で問題無く動きます。

時間を合わせて電池交換完了です。

次はまtDe villeですが機械時計では無いでしょうね・・「Quartz」と書いてあるので大丈夫。ですが最近のモデルはわざわざQuartzと入れないのでクォーツの初期モデルでしょう。

ブレスは既製品に交換されております。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックします。

これはまたアンティークなクォーツ・ムーブメント。

ムーブメント拡大。

電池格納部もアンティークですが、チェクして電池を入れて動作確認。問題無く動きます。

時間合わせと思い竜頭を引くと簡単に抜け落ちます。ただ巻芯から抜けたのでは無く。摘まみ部分だけが芯を残して抜けました。よって残った芯をペンチ等の工具で摘まめば針は回せます。

「竜頭&巻芯」ごこと交換する必要がありますが、もうパーツが存在しません。有ったとしたら「言い値」がこの業界の常識。私が足を洗ったのもこの辺りが大きな要因。お客様に喜ばれるどころかぼったくり思われ、利益は無い。

一応、動くの電池を入れて発送します。今後、竜頭を直されるなら動かして置いて方が’良いですから。

 

 

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可