ロンジン K18懐中時計

2016.5.28お預かりのロンジン K18懐中時計電池交換です。

3本届いたうちの1本。

K18ですからズッシリ重い。裏蓋も当然K18です。

側面が黒ずんでおりますが金独特の酸化です。これはクロスで軽く拭くだけで綺麗になります。

文字盤には小さなシミがあります。金ですから素材が柔らかく裏蓋の食い付きも甘いですから防水機能もステンレスモデルよりは落ちます。

裏蓋の裏側もチェックして。裏側は白く曇っており湿気た痕跡が残っております。
想像するところのポケットに入れて使用ですが、雨に降られたか?

これがムーブメントで。ムーブメントは曇り無く綺麗な状態です。

ムーブメント拡大。

ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。

時間を合わせて電池交換完了です。

古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も悔過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可