RADO Diastar 電池交換メンテナンス

2018.8.21お預かりのRADO Diastar 電池交換メンテナンスです。
2012年にもお預かりの腕時計。

竜頭の動きをチェックして。

ステンレス無垢バンドに両開きバックル。

ラグ部のバネ棒を外して。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。ラグ部の汚れもチェックします。

裏蓋の裏側もチェックして。

パッキンを外して劣化具合をチェックしますが切れるのでは無く、溶けた飴のように伸びて離れたという感じです。これはマズイ、この裏蓋パッキンは代用品がありますが。
問題がガラスとケースの間のパッキン。(前回の写真を見て頂ければ分かりますが)
裏蓋パッキンがこうなっていると言う事は同じでしょう。
ただ、そのパッキンは特殊でメーカーにしかありません。
外した限りは、溶けて居たとしても戻せませんから、パッキン無しで送り返すしかなくなります。

経年劣化もありますが、特別柔らかいパッキンですから今年の猛暑の影響も大ありでしょう。
次回の電池交換は高く付くでしょうが、一度メーカーへ出してパッキン交換をした方がよいですね。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプは洗浄が出来ないですから汚れを拭き取ります。

ラグ部の汚れも拭き取って。

電池格納部をチェクしますが異常はなし。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

パッキンは既製品に交換してシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

セット完了。

バネ棒も洗浄して綺麗になりました。

ブレスは洗浄して綺麗になったところで。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。

 

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

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