CASIO AW-500/380/電池交換メンテナンス
2023.2.5到着のCASIO AW-500/380/電池交換メンテナンスです。
2本届きましたので一緒にこちらで紹介です。
プッシュボタンの動きもチェックして。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックします。
裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っています。綺麗な状態で問題無いでしょう。
と思ってスペーサーを外すと。ムーブメント全体がくすんでおり錆も浮いております。
ネジや端子が錆びているので絶望的。
電池格納部をチェクしますが端子に液漏れの痕跡。
絶縁フィルムを外してみますが拭き取りで問題無いレベル。しかし肝心のリセット作業で接触させる端子が強く押し過ぎたのか落ち込んでおり最悪の状態。基板の裏側からハンダを覘かせただけのリセット部分ですから押し込んだら簡単に外れます。
何度かチャレンジしてみましたが無駄な作業になり、これは諦めるしかありません。
次はDW-002電池交換メンテナンスです。古いモデルですから加水分解が怖く洗浄は出来ないですが洗浄が必要な汚れは無く。そのかわりガラスの曇が気になりますのガラスの脱着が必要になります。こちらの方は洗浄より厄介。
文字盤が曇って居なければ良いですが。
裏蓋は4本ネジで留まっていて裏蓋記載。
裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っています。
これがムーブメントですが綺麗ですから動くでしょう。
電池格納部をチェクして電池を入れて動作確認。
問題なく動作しました。動作確認出来たところでガラスの脱着。
これが取り出した液晶&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
文字盤に曇りは無く、綺麗になるでしょう。
錆もありませんから支障はなし。
黒い物の上に置けばいかに曇っていたかがわかります。
綺麗になったケースにムーブメントを戻してパッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
見違える程、綺麗になりました。
ELライト点灯確認。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。