G-SHOCK DW5600/901電池交換メンテナンス
2017.7.6お預かりのG-SHOCK DW5600/901電池交換メンテナンスです。
2本届いたうちの1本。
ベゼル・カバーが割れておりますが加水分解がかなり進んだ状態。
遊び革の状態もチェックします。
お申し込み時に「ベゼルがベトベトしておりますので可水分解が始まっているようです。」と書いてありましたが、その通りのようです。
ベゼル・カバーを外すと亀裂が入りました。
そしてベゼル・カバーのネジですが1本折れました。
この部分は修復とかの対応は不可となります。
ラグ部の汚れもチェックします。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っております。
これがムーブメントで。
これが取り出した液晶&ムーブメント。
こちらは液晶側。
ケースの内側もチェックして。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
問題無く表示しました。
全体的にツヤが出て綺麗に。
時間合わせも問題無く、プッシュボタンにも異常は無しです。
バネ棒も洗浄して綺麗になりました。
ウレタン・バンドも洗浄して綺麗に。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。