G-SHOCK DW6300-1084 電池交換&ベゼル・カバー交換
2018.3.19お預かりのG-SHOCK DW6300-1084 電池交換&ベゼル・カバー交換のご依頼です。
交換用のベゼル・カバーも同梱可能なのでお預かり。
ベルトを外さないと裏蓋が開けられない構造ですから外します。
腕に付けると曇るという事ですから内部から湿気が抜けておりません。
ガラスは綺麗に見えますが若干の曇りを感じます。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
ラグ部のベゼル・カバーネジを外そうしたら割れました。
バラバラには成らないレベルですが洗浄したら割れるでしょう。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けるとスペーサーがムーブメントを覆っています。
これがムーブメントで。
これが取り出した液晶&ムーブメント。
こちらは液晶側。
電池格納部をチェクします。
ケースの内側もチェックして。
ガラスを外します。
この状態なら遠慮無く洗浄が可能。
黒い物の上に置けばいかに曇っていたかがわかります。
このガラス、プリントですから洗浄して文字が消える可能性があります。またアルコールで拭いても塗料が落ちますから拭き取りは大変。拭いても拭き取れない箇所も。
この部分だけアルコールで拭きますが緊張します。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
文字盤を戻して。
ガラスの装着。
ガラスの曇りもスッキリしたところで。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
本来はウレタンですが、この交換用のベゼル・カバーは「プラスチック」。
ドライヤーで温めて、何とか取り付けましたが、ネジの位置が合いません。
プッシュボタンの部分は収縮して割れて来ました。
仕方がなく元のベゼル・カバーにと思いましたが、ひび割れがひどく。
この部分などはもうネジが留まりません。となるとやはり同梱の交換用ベゼル・カバー。
レプリカを何とかして装着するしかありません。
熱湯に入れて伸ばしてみますが熱湯では伸びないようで。
仕方が無く再度、ドライヤーで温め、型が崩れたのでは?と
冷や汗が出るレベルまでグニャグニャにしてから装着。
プッシュボタンの部分と、ネジの部分は装着してから再度温め。引っ張りながらネジの穴と位置を合わせます。
バンドを付けてしまえば分かりませんが、プッシュボタンが押しにくいかもしれません。
その都度、ドライヤーで温めて引くようにしながら使うしか無いでしょう。
あまりにも変形させて付けたので、黄色い「G-SHOCKの文字」が剥がれ落ちるか
心配でしたが、何とか付いているようです。
このベゼル・カバーは無いよりはマシ。くらいの感覚で使用するしか無いでしょうが。
これは人によっては間違いなく、クレームになるでしょう。
今後、受けるかどうか迷う案件でもありますね。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。