G-SHOCK DW6300/1084 電池交換メンテナンス

2020.4.30お預かりのG-SHOCK DW6300/1084 電池交換メンテナンスです。文字盤の黒い文字盤がグレーになっており、ガラスの曇りが良く分かります。

同じG-SHOCKが5本届いたうちの1本で、他は「2345」。電池交換はご自分で済ませたという 事で、ご依頼は洗浄と、5本ともに「ガラスの曇り取り」です。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックして。

裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っています。

これがムーブメントで。

これが取り出した液晶&ムーブメント。

こちらは液晶側。液晶の上に薄いガラスの板が乗せてありますが、そのガラス板まで部分的に曇っておりますので、拭き取りますが液晶だけに強く押さえる事が出来ず、完全な拭き取りは無理となります。

ケースの内側もチェックします。パッキンの溝などが錆びており削り落としてから洗浄します。

裏蓋の裏側もチェックして。このパッキンですが薄型ウォッチの細いパッキンが入っておりますので、後で交換します。

ガラスの曇りが分かりますか?

黒い物の上に置けばいかに曇っていたかがわかります。

ガラスが外れるときに割れた音ががしたので、冷や汗が流れましたが。パッキンがケース側にへばりついております。この状態で良く割れなかったと胸を撫で下ろします。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたが。プッシュボタンの一つ、「adjust」ボタンが固着して動きませんから外します。

プッシュボタンは洗浄して綺麗になりました。

プッシュボタンの穴も洗浄して綺麗になりました。

グリスアップして装着します。

文字盤を戻して。

パッキンを入れてガラスの圧入。これも割れる寸前で寸止めしますが、割れそうな音を聞きながらですから神経を使う作業になります。

ムーブメントを戻して、パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

ガラスの曇りもスッキリしたところで。洗浄&ガラスの曇り取り完了です。

 

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可