G-SHOCK DW8200/1294
2016.7.26お預かりのG-SHOCK DW8200/1294電池交換メンテナンスです。
ベゼル・カバーもウレタン・バンドも無い状態。
よって同梱頂かないと、こちらでは調達が出来ません。
最近、楽天で「G-SHOCKのパーツ販売」をしているショップを見かけました。
3本届いたうちの1本。
交換用のベゼル・カバーとウレタン・バンド。
ただベゼル・カバーのネジが同梱されておりません。
表示確認してELライト点灯確認。
MODE修正用のプッシュボタンが不動です。固着しているようですが改善でできるか?
このボタンが動かない限り使えませんから。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っております。
これがムーブメントで。
これが取り出した液晶&ムーブメント。
こちらは液晶側。
ケースの内側もチェックして。
固着して動かないプッシュボタン。裏側からみても綺麗な状態。
ただストッパーが有りません。
格闘の跡が見えますから「これ以上触ると折れる」という判断でしょう。
556を浸透させて数時間おきます。
充分に浸透しておりますが折れました。
サビた粉が固着しており、このサビを除去出来ない限りプッシュボタンの交換も出来ない。
綿棒で拭くとこの通り。
折れて残った内側部分、これを表側から叩いて抜きます。
いずれはこうなる運命の状態。
さてプッシュボタンですが、代用が効く物をガラ箱から探しますが。
代用出来そうなものは、これ一つ。よく残っていたものと驚きです。
色が金色ですが、それはもうどうでも良い話。
サビを削っていきます。
最終的には金属の棒で細かく削り落としていきます。
これが限界。
プッシュボタンの根本のメッキが剥がれておりますが、ここはベゼル・カバーで隠れるでしょう。
取付完了、もちろん裏側のストッパーも付けます。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
表示確認してELライト点灯確認。
同梱のベゼル・カバーを装着。
プッシュボタンのメッキの剥がれは分かりません。
ベゼル・カバーネジですが。これもガラ箱の中から探し出します。
同梱の交換用ウレタン・バンドも取付て電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。