CASIO G-SHOCK DW-8200/1294ガラス交換
2023.3.8お預かりのCASIO G-SHOCK DW-8200/1294ガラス交換です。
13日になってやっと作業が出来ましたので発送です。
ガラスの傷が気になるので交換のご依頼です。もちろん新品の純正パーツなどはありませんし、入手も不可ですから中古パーツから移植。
ベルトを外さないと裏蓋が開けられない構造ですから外します。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
ベゼル・カバーのネジを外します。
ベゼル・カバーの裏側チェックですが汚れが目立つので綿棒で拭き取ります。洗浄の方が綺麗になりますが古い物なので加水分解を避けるには洗浄は不可。
ベゼル・カバーの汚れからケースの汚れも相当なもの。
裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っています。
裏蓋の裏側もチェックします。
これが取り出した液晶&ムーブメント。
ケースの内側もチェックしますが異常は無く。
ただプッシュボタンが固着しております。他の3つも動きますが非常に固い。このままでは時間合わせが出来ませんから後で脱着して修理します。
先ずはガラスを外して。
このまま洗浄も可能ですがプッシュボタンは外します。
プッシュボタンを外しましたが固着した部分は錆が回っております。
これでは動かないハズ。
他の部分もチェックしますが洗浄が必要です。
ベゼル・カバーの拭き取りは完了。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
プッシュボタン部分もこれくらいまでには綺麗に。
錆びていた箇所もドライバーで削って洗浄してもこれが限界。
プッシュボタンも洗浄して綺麗になりました。
プッシュボタンの装着完了。
文字盤をセットして。
ガラスの装着。
電池格納部をチェクして。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
カレンダーは「1995」からですから年代物。
ベゼル・カバーネジも洗浄して綺麗になりました。
ベゼル・カバーを取り付けて。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。今回「ガラス交換」のみでお預かりでしたが「プッシュボタン修理・電池交換」も行っておきました。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。