G-SHOCK Frogman DW8201/1294 プッシュボタン

2017.5.21お預かりのG-SHOCK Frogman DW8201/1294 プッシュボタン付けです。
もう交換パーツは入手出来ませんから「お断りするしか無いご依頼です」。
ガラ箱から部品取りで取付は可能ですが。クレームが多いので、この手のご依頼は
現在、お断りしております。
今回、ノークレーム・ノーリターンという事でお預かりです。

折れたプッシュボタンも同梱ですが。

想像通り修復は不可能。

このモデル。4つのプッシュボタンのうち「長いプッシュボタン」と「短いプッシュボタン」が2つづつ。

折れる原因は「ベゼル・カバーの脱着」「スクリューバックのバイスに固定して、回す時」のどちらかです。

プッシュボタンが折れて軸だけ残っております。

裏蓋の裏側もチェックして。

裏蓋を開けるとスペーサーがムーブメントを覆っております。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

プッシュボタンの前に、動作するのかどうか」それが大事。
動かない場合はそのまま返却で、返送送料のみのお振込となります。

表示確認してELライト点灯確認。

これが取り出した液晶&ムーブメント。

こちらは液晶側。

ケースの内側もチェックして。

内側から見たら軸は残っておりますが。

辛うじてストッパーは残っております。しかし変形しておりますから
かなりの力で引きちぎられた事が分かります。

これが残った、プッシュボタンの軸。もちろん再利用は不可です。

2時間探して見つかったのは「金色一つ」。
しかもメッキ剥がれがあります。
必要なのはシルバーのプッシュボタンですが金色しかありませんでした。
電池交換メンテナンス全盛期は、こうご依頼も多くジャンクを集めて
部品として持っておりました。よってこういう部品でも
調達にはコストが掛かっております。
でも良く破損するパーツは決まっており、もうシルバーは残っていないようです。
一つくらいは残っているかと期待致しましたが仕方がありません。

使用に問題はありませんが、見た目の体裁を言われる方には無理です。
こいう事情がクレームの原因で。
※ 付ける前に相談して欲しかった。
※ 部品の在庫確認をしてから受けるべきです。
※ もう少し状態が良い物に交換を希望します。
※ こういう意見が出る方は、不満を抱いており、あとから防水機能までが追求されます。

「ガラ箱から何時間もかけて探す」って事の意味を
理解出来る人が居なくなったので仕方が無いでしょう。
もう私が行う作業は、ご理解を求める方が難しい。そういう時代になっております。
とてもネットで「Wellcome!」って仕事では無くなってきました。

お申し込み時に「同意」も頂いておりますが。この写真を送って再度ご了解を頂き。
作業を進めます。

装着は完了、メッキの剥がれがありますがベゼル・カバーを取り付ければ隠れます。

こういう感じです。

表示確認してELライト点灯確認。プッシュボタン取付完了です。
「このプッシュボタンはもう手持ち無し」となりました。
このページを見たとお申し込みされても、もう部品はありません。

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可