CASIO G-SHOCK GS-500/1789 電池交換メンテナンス
2022.1.28お預かりのCASIO G-SHOCK GS-500/1789 電池交換メンテナンスです。秒針がひっかる様に止まるときがある。と言う事ですが、それは電池切れでも起こり得ますが。どちらかというと何かの衝撃で歯車が噛み上がって欠けている症状です。ただ歯車の交換などと言う、今時あるわけもなく。かといって「ムーブメント交換」も不可ですから実質修理は不可。電池交換で直る事に期待です。
この状態で到着。
ベゼル・カバーの裏側は白い粉が。これはセメントを触る方の時計に多いです。これは洗浄した方がスッキリ綺麗になるでしょう。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックします。
裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。
更に電池が覆っておりますから取り外しましょう。
更に絶縁フィルムが覆っておりますから取り外します。
これがムーブメントで。
ラグ部の汚れもチェックします。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
裏蓋を閉め洗浄レベルでの水漏れは無いかチェックします。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
洗浄で脂分が抜け白くなりますが、弾力は残って下り材質の良さが伺えます。これは後でシリコンスプレーを振っておけば綺麗になります。
ウレタン・バンドは洗浄して綺麗になりました。
ベゼル・カバーも洗浄して綺麗になりました。
バネ棒やベゼル・カバーネジも洗浄します。
写真では汚れが残ってみますがこれでも洗浄後です。
ラグ部の汚れも洗浄して綺麗になりました。
シリコンスプレーでこの程度には。
ガラスのキズを磨いてと言う事ですがその作業は不可能、というか磨いても研磨してもキズは消えません。中古のガラスで程度の良い物がありますが、残念ながら電池交換でお知らせの症状は直らず。一日は、正常動作しましたが翌日には止まっており。ガラス交換まで費用は掛け無い方が良いでしょう。
ELライト点灯確認ですが点灯させたら止まったりします。しばらく様子を見てから発送となります。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。