CASIO G-SHOCK GS-500BL/1789 電池交換メンテナンス
2019.7.1お預かりのCASIO G-SHOCK GS-500BL/1789 電池交換メンテナンスです。
メーカーでも断わられた電池交換と言う事ですが、メーカーだからこそ断るしかありません。
良く有るパターンですがご依頼の時に「○○・×× 等の理由でメーカーに断わられましたが、そちらでは対応出来ますが?」というご依頼。説明が面倒ですから問答無用で断っておきます。
竜頭の動きをチェックして。
遊び革の状態もチェックします。
ベルトを外さないと裏蓋が開けられない構造ですから外します。
ところが12時側のウレタン・バンドが外れない。バネ棒が伸縮しません。
ベゼル・カバーはネジだけで留まっており外します。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。
更に電池が覆っておりますから取り外しましょう。
これがムーブメントで。
スペーサーを取り外し。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックします。
裏蓋を閉め洗浄レベルでの水漏れは無いかチェックします。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。この段階でバネ棒に潤滑を挿して一日置きますが、バネ棒は伸縮せず外せません。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
元のパッキンを戻しますが伸びており、スクリューバックを回すとはみ出て来ます。かなり伸びておりますので似たサイズで交換しておきましょう。
パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。
ベゼル・カバーも洗浄して綺麗になりました。
ベゼル・カバーネジや、外せたバネ棒は洗浄して綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。