G-SHOCK GW-9100/3089 Solar プッシュボタン修理
2017.11.6お預かりのG-SHOCK GW-9100/3089 Solar プッシュボタン修理です。
専用化粧箱(缶)で到着。
裏蓋は4本ネジで留まっていて裏蓋記載。
「都合で電池交換も」という事ですがソーラーの様ですから電池交換は不可となります。
それにしてもプッシュボタンの痛みが激しい。
加水分解で表面が欠けていって低くなっております。低くなると押しにくい為に
余計に強く押しますから、益々欠けていく流れですか。
これがムーブメントで。
これが取り出した液晶&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
一番、効きが悪いプッシュボタンを外して見ます。プッシュボタンの裏側まで加水分解が進んで欠けております。このまま押し続けると割れてしまうので、今回のメンテナンスで軽く押せる様にするのは意味が大きいです。
このプッシュボタンに関しては軸が曲がっており、効きが悪かった様です。
ケース側は意外に綺麗な状態。
順番に他のプッシュボタンも清掃とグリスアップしていきます。
どのプッシュボタンもケース側は綺麗な状態。
他のプッシュボタンは曲がりは内ものの、グリスアップは必須でしょう。
それにしても裏側が凄い状態、あまり強くは押せない事がご理解頂けると思います。
ただ汚れやサビなどは見られません。プッシュボタンのシャフトが錆びた粉が付着しているようでは、大変ですがサビは無い。
裏蓋の裏側もチェックして。
これはメーカーへ問い合わせで「交換パーツの供給中止品」である注意書きか?
外したパーツを戻していきプッシュボタンの動きを確認。
そしてELライト点灯確認。
時間を合わせて電池交換完了で、到着から5時間で発送となりました。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。