CASIO G-SHOCK MRG-100T/1569 電池交換メンテナンス
2018.3.6お預かりのCASIO G-SHOCK MRG-100T/1569 電池交換メンテナンスです。
「文字盤の窓枠の黒ずみ・除去」のご依頼ですから「お断り対象」
それを受けつけたという事は、お客様に取ってはご辛抱頂く事が多いでしょう。
後で恨まれることが多い受付で事実、この作業は過去の例からも
クレームが多いので、触りたくなのが本音。
プッシュボタンの動きもチェックして。
チタン無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。
微調整位置をチェックします。
ベルト調整「1コマ追加」もご依頼です。この程度はサービスの範囲。
洗浄の為にブレスを外します。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。というかあまり汚れは無い。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
プロテクターを外して汚れのチェック。
裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けるとスペーサーがムーブメントを覆っています。
これがムーブメントで。
電池を外して。
電池格納部をチェクします。
古い時計だけに、作業の前に電池を入れて動作確認。
これが取り出した液晶&ムーブメント。
こちらは液晶側。
ケースの内側もチェックして。
ガラスを外す為にはベゼルを外す手間が増えます。
ガラスを外して、文字盤が外す事が可能に。
黒ずみの除去ですが、上手く取れるかどうか。黒い部分の硬化度合いによっては傷が付きます。
除去は完了致しましたが、必ず再発します。それが数ヶ月か?、数年か?
個体差があり、過去に数ヶ月で再発したと、再修理扱いで送られてきて。
着払いで到着、返送送料の振り込みも無く。お怒りとは思われますがお門違い。
その経験から受付を不可にしました。
申込時に「NC・NRで弁償は求めない」という記載があり、だめ押ししてお預かりしております。
ただ「黒ずみの除去希望」というご依頼では、何の説明も無く「お断り」メールが行きます。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
文字盤をセットして。
ガラスの装着。
ベゼルも洗浄して綺麗になりました。
ラグ部ピンも洗浄して綺麗になりました。
ケースの組み立ては完了。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
表示確認して時間合わせ。
ELライト点灯確認も完了。
プロテクターも洗浄して綺麗になりました。
ブレスも洗浄して綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
この方の様に初めてのご依頼であっても「NC・NRで弁償は求めない」との
必要な記載があれば普通に受付は可能なご依頼であります。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。