CASIO Pro Trek PRT40/1471 電池交換
2018.6.19お預かりのCASIO Pro Trek PRT40/1471 電池交換です。
洗浄コースでご依頼ですが、洗浄が出来るかみてみましょう。
2本届いたうちの1本。
外観的には洗浄するほどの汚れには見えません。
電池交換は完了してお客様に到着してからのお話しですが。「回転ベゼルが不動」という事です。
これは汚れの固着かも知れませんがケースの洗浄が必須。
しかし、センサー付きですし、裏蓋は4本ネジタイプですから防水機能が強くない。
固着を解消するくらい何度も洗浄し直して大丈夫か?という心配もあります。
回転ベゼルが回らない場合ですが、潤滑剤(55-6か、ラスペネ)等を注入して。
1時間ほどおいてから、プライヤーの様な楽に跨いで挟める工具で回す。
これで99%は直るでしょう。
遊び革の状態もチェックします。
裏蓋は4本ネジで留まっていて裏蓋記載。
ベルトを外してもラグ部に汚れは無く無理に洗浄する事も無さそうです。
バネ棒は洗浄します。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
リセット作業をして表示確認します。
ELライト点灯確認。
バネ棒は洗浄して綺麗になりました。
ウレタン・バンドも洗浄して起きましょう。
ウレタン・バンドも洗浄して綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。