電池交換では不動だった/DigiAna 4-098404 TA

2018.7.4お預かりの電池交換では不動だった/DigiAna 4-098404 TA電池交換メンテナンスです。ご依頼時の添付写真でも液晶が黒く見えましたが、カメラの映り込みか?と受けましたが、到着してみて一目で「これはダメだ!」と判断。

これは、かなり以前の別の写真ですが、液晶はこのようにグレーです。

角度をかえても真っ黒ですから、液晶が漏れ出しており「液晶を交換」しないかぎり復帰しません。

即、返送とお連絡いたしましたが「それでは洗浄だけでも」という事で、洗浄作業を行います。

ステンレス板巻きバンドに三つ折れバックル。

微調整位置をチェックします。

微調整位置というか挟み込むだけなのでフリーサーズです。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

裏蓋を開けると電池が見えますが粉が吹いており「やはりダメか?」という状態。

液漏れで端子までが錆びております。

電池格納部の絶縁フィルムも外して粉と、液漏れを拭き取ります。

拭いても一晩は、乾燥させる必要があるでしょう。

ここからは洗浄作業。

先ずはブレスを外します。この汚れは洗浄すれば綺麗になります。

ケースとムーブメントが収まったリングを分離させる必要があります。

竜頭の裏側の汚れをチェックして。

竜頭パイプも、洗浄で綺麗になるでしょう。

ケースと分離させて。

この金属のリングから、更にムーブメントを分離します。

これで思い切った洗浄が可能に。

ケースも洗浄します。

洗浄が終わってケースの内側も綺麗になりました。

リングも洗浄して綺麗に。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

綺麗になったリングにムーブメントを戻して。

ケースにセットします。

洗浄で綺麗になりました。

裏蓋も洗浄して綺麗に。

ブレスも洗浄して表も裏側も綺麗になり。

バネ棒も洗浄して綺麗になりました。

ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になったところで。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可