電池交換では不動だった/FOSSIL ME-1099
2017.10.5お預かりの電池交換では不動だった/FOSSIL ME-1099。
複雑な時計に見えますが、テンプの動きを見せるだけの構造で精度や動作には無関係でしょう。
テンプが2つ見えますが一つはダミー。
竜頭の動きをチェックして。
革ベルトに両開きバックル。
裏蓋は4本ネジで留まっていて裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
この表記からも普通に電池交換は出来ないでしょう。
これがムーブメントですが電池が無い?
ローターを動かしたら下に一部見えているのが電池です。この雰囲気からEPSON系ムーブメントであることが分かります。
竜頭の裏側の汚れをチェックして。
竜頭パイプも、チェックしますが拭き取るのみです。
クォーツ・ムーブメントが現れましたが、自動巻機構を外さないと電池交換できないという構造は無理があります。かといって裏蓋にあるようにメーカーへ送ると費用もかなり高くなるでしょう。
電池格納部をチェクして電池を入れて動作確認いたしますが不動です。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
目盛リングがあるので、そのまま洗浄は出来ません。しかしこの4本ネジの裏蓋では防水機能は当てにならず洗浄も不可となります。
残念ながら返却となります。ムーブメントは数人の方々が触った形跡があり。私が何人目なのかまでは分かりませんが。よくあるのはオークションで「ジャンク」を買ってこちらへ送って「3.100円」で動けばラッキーという方々。
またはご自分で触って壊しているのに、こちらへ送って「3.100円」で直ると思って居る方々。
こういう方が多いので「不動でも1.000円は支払う」という記述を記載しております。
これももちろん1.000円と送料はお振込いただくことになります。
この額は親切価格で、動いたらそこそこ請求されても不思議ではないくらい手間が掛かります。
ちなみに当店では、この時計の電池交換は不可となります。こういう構造の時計もあると、良い勉強をさせて頂きました。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。