電池交換では不動だった/G757-4010 デジボーグ

2020.5.12お預かりの電池交換では不動だった/G757-4010 デジボーグです。
ガラスの曇が気になりますが全体的には非常に綺麗な腕時計。未使用に近いですか。

プッシュボタンの動きもチェックします。

ステンレス板巻きバンドにスライド・バックル。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントですが浸水して乾燥した痕跡。この状態では動かないだろうと。

電池押さえの板ですがメッキが剥がれて白くなっております。これは電池が液漏れして押さえの板まで錆で覆われていた痕跡です。

電池格納部をチェクします。もう湿気はありませんが錆も無く。ただ電子部品が浸水で錆が浮くと、内部で錆が浮いて「ショート状態」になっているか?いずれにしろ「修理は不可」です。
一応、電池を入れて動作確認ですが不動です。
この状態が分かっていれば、送って頂くまでも無い状態ですからお断りしており。
無駄な送料も発生しなかったのですが仕方が無い。

裏蓋を見るとパッキンも入っていない。

黒い物の上に置けばいかに曇っていたかがわかります。

パッキン無しでは仕方が無いでしょう。

これが取り出した液晶&ムーブメント。

ガラスの曇りも拭き取りスッキリしたところで。

裏蓋を閉め作業完了です。一応は電池は入れたママです、というのももうこの電池は新品では無く、売り物になりません。ましてもう常備している種類でも無く。それに古いデジタルは数時間、数日して突然表示したりする可能性もありますから、それに期待しましょう。

修理予算「22.000円」くらいならとなっておりましたので、オークション・ウォッチですが何と!
動作していたら「10万円前後の相場」。そりゃぁ20.000円修理に掛かっても惜しくはない。ただ修理は不可ですから、外装がジャンクで正常動作の固体を探して移植がベストでしょう。
オークションではジャンクでも30.000円くらいですで驚きです。

 

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可