電池交換では不動だった/LUMINOX Series 3400
2018.1.19お預かりのLUMINOX Series 3400電池交換メンテナンスです。
2012年にもお預かりの腕時計。
竜頭の動きをチェックして・・・・不動です。完全に錆び付いて固着した雰囲気。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整位置をチェックします。
バックルの汚れもチェックします。
割りピンが飛び出してきております。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋は錆びていない様ですが、竜頭が問題で、回したら折れる可能性があります。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けると電池がムーブメントを覆っています。電池が湿気て乾いた痕跡があります。
竜頭だけでは無く、内部の巻芯までが錆びているのが分かります。
竜頭と心棒が錆びて居る事が分かりますか?
スペーサーを外せば良く分かります。
絶縁フィルムがありますがムーブメントは綺麗です。
ケースの汚れを拭き取り。
竜頭は回りませんから工具で少しずつ回していきます。これが動かないと電池交換しても時間合わせが出来ませんから。
やはり折れました。
バックルのバネ棒も折れており。使用出来るようにするには。洗浄とムーブメント交換・竜頭交換までも必要で購入する方が安い金額になりますので今回は返却となります。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。