電池交換では不動だった/ TAG HEUER 973.006F
2017.3.2お預かりのTAG HEUER 973.006Fです。
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整位置をチェックします。
バックルの汚れもチェックして。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
ラグ部の汚れや弓環の汚れもチェックして。作業の流れから即、洗浄器に投入。
裏蓋の裏側もチェックして。これも洗浄器に投入。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。おや・・・?。全体的に粉っぽい。
電池を外してみれば、強烈な液漏れ状態。絶縁フィルムまでスカスカのボロボロ。
そして歯車の輪列に入り込んで居るために、不動でした。
ブレスは洗浄中でしたが引き上げ。
バックルの汚れも洗浄して綺麗になりました。
残念ながら不動で返却となります。修理には分解修理よりもムーブメント交換でしょう。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。