CHANEL J-12 白セラミック
2016.8.1お預かりのCHANEL J-12 白セラミック電池交換メンテナンスです。
ガラスの曇が気になると言う事で拭き取りもご依頼です。
竜頭の動きをチェックして。
セラミックバンドに両開きバックル。このバックルの板バネが金属疲労で折れたと
問い合わせが良く有りますが、そういう素材ですから仕方が無い。
裏蓋は8本ネジで留まっていて裏蓋記載。ネジの穴には汚れとサビが詰まっており。
更にねじ切りの精度が粗いですから、ネジをまわすのが一苦労。
パッキンがよれて入っており、これでは手洗いでも湿気は入ります。
しかし裏蓋サイズとケースの径の誤差も粗いですから、パッキンだけが湿気の原因ではありません。こいう所が時計店が電池交換を嫌う理由でもあります。
ネジはサビで粉だらけですから洗浄します。
裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っております。
ケースを取り外して。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
ケースも洗浄して綺麗になりました。
裏蓋も洗浄して綺麗に。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
ネジも洗浄して綺麗になりました。
ネジは洗浄しても装着するのに回すのが固い。
おや?何か変。
目盛リングが洗浄器の底に沈んでおりましたので接着剤で固定。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
ガラスの曇りもスッキリしたところで。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。