ANNE CLARK AT-1008

2016.8.25お預かりのANNE CLARK AT-1008電池交換メンテナンスです。
お近くでは電池交換が出来るお店が無かったとかでご依頼です。
この時計「開けにくく・閉めにくい」そして「キズが付きやすく・変形しやすい」
よって時計屋は敬遠して当然の作りです。

それに□の箇所のガラスが割れております。表裏で二枚のガラスですが両方ですから犬が噛んだか?。こういう箇所があると裏蓋を開けるのに指で持ちにくく、余計に断られます。

そしてベゼルのピンクの石。これがベゼル面より浮いており。
閉めるときに金属のコマを当てる訳で、石が粉々になります。
もちろん復元も弁償も不可です。全てのリスクは背負って頂く事になります。

そんな事を言えば店の信用丸つぶれ。よって断るしか無いと考えるのは自然でしょう。

ブレスはコマの空洞にプラスチック・パッキンでガラスを装着して装飾石を挟み込んだ構造。ある意味コマは防水構造になりますから洗浄が可能です。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。格闘の跡が見えますから簡単には開かない。
結局、凄い音がして開きましたから閉めるのも覚悟が入ります。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックして。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

この割れた部分ですが6時位置では目立ちますから他のコマと入れ替えれば?

と外してみますが「Cリングピン」で留まっており簡単か?と思いましたが。

ラグ部が「ただの棒を打ち込んだ」構造。これは抜いたら戻らない可能性があるのでコマの入替は諦めます。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。パッキン戻して裏蓋を閉めますが
当然、指で締まるような構造と。まして今回は特別に堅い。

この構造で金属のプレス器で上下からプレスします。
良く考えたら裏蓋の位置がブレスの位置より低いので、写真の○の箇所に隙間が出来ます。
この方が割れた箇所が肌に触れないので安全かも知れません。

無事に閉まりましたが、かなり手強い締まりでした。
結果的には心配していた大きなキズが付くことも無く一安心です。
キズ等はご了解のうえとはゆえ、なるべくなら綺麗にお返ししたい。
「遅れる」という記載でしたが交換して翌々日も時間は合っており発送となります。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るとう理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可