Folli Follie
2016.8.19お預かりのFolli Follie電池交換です。ご依頼の前に「Folli Follie」の時計は大丈夫ですか?というご質問からでしたが、フォリフォリけでは電池交換可能かどうかの判断が付きません。仕方がなく「とりあえず送って下さい」という事で到着。
この時計なら可能ですから作業を進めますが、不可の場合は返送送料のみお振込頂く事になります。ネット受付の欠点でもありますが今回は電池交換できて良かったです。
竜頭の動きをチェックして。その前にベゼルに石が取り巻いており。
これは洗浄すると外れる危険性大ですから今回は「電池交換のみ(洗浄なし)1.550円コース」で。
遊び革の状態もチェックします。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
この裏蓋は平らではなくドーム状。閉まらない場合はプレス器のコマ当てに悩むことと、裏蓋を変形させるリスクがあり。裏蓋を開けるか考えますが大丈夫とという直感です。
裏蓋の裏側もチェックして。
パッキンを外して劣化具合をチェックしますが異常は無し。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻します。問題は裏蓋閉め。
少し手間が掛かりましたが、変形させずに閉める事が出来ました。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。