I.T.A (Itarian Tecnica Artigiana)B.Conmpax2.0 クロノグラフ

2017.6.21お預かりのI.T.A (Itarian Tecnica Artigiana)B.Conmpax2.0 クロノグラフ電池交換&インデックス取付です。

竜頭の動きをチェックして。

これだけ大きくて分厚いインデックスでは、外れると針に干渉します。

文字盤の穴に差し込んであるのみです。

革ベルトに両開きバックル。革ベルトといい、ケースの重厚さといい。
もし有名ブランド名が付いたら20万でも不思議ではない質感。

裏蓋は4本ネジで留まっていて裏蓋記載。

この革ベルトは外せば取付が厄介。普通のバネ棒で留まっておりますが外したくない。

裏蓋の裏側もチェックして。パッキンが効いていた事がよくわかります。
ただネジを外せば裏蓋は下を向けただけで外れますから、防水機能は期待出来ません。

これがムーブメントですがさて困った。インデックス取付のためには文字盤を触る必要があります。しかしムーブメントより文字盤が大きい様ですから裏側から抜けません。
さて困った。どうやって文字盤を露出させるのか?

先ずはケースの汚れ、裏蓋の汚れを拭き取ります。

”カタッ!”と音がしたかと思えば大きなインデックスが文字盤で移動しました。
あまりこの動きを与えると針は曲がり、文字盤上には走りキズが増えるでしょう。

表から開ける構造の様ですが何処から開ける?

開け口はありませんが・・・。

ベゼル・リング&ガラスは「はめ込みタイプ」でした。
この構造では防水機能は期待出来ないです。

ベゼル・リングの汚れもチェックします。

インデックスの接着剤を削りとします。

でも大きな時計だからと針を大きくすれば燃費が悪くなる。
そこで大きな文字盤を埋めるために、大きなインデックスというデザインです。

文字盤の接着剤がホコリも取り除き。

接着剤を塗ってインデックスを乗せます。これだけ大きなインデックスなら接着作業は簡単です。普通のサイズのインデックスでは接着剤を塗るスペースが狭く断る事もあります。

 

ベゼル・リングの汚れも拭き取って。

電池格納部をチェクします。ちなみにこのムーブメントは修理不可です。
かといって「ムーブメント交換」も受けた事はありませんが
クロノグラフとなると針の位置とかクリアする問題も多くムーブメント交換は
現実的ではありませんね。

時間を合わせて電池交換&インデックス付け完了です。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可