abyss電池交換メンテナンス
2018.9.12お預かりのabyss電池交換メンテナンスです。
雑貨ウォッチのご依頼は基本、お任せ頂く方が作業がしやすい。というのも物によって洗浄に耐えられない素材の物が多いからで「無条件に洗浄希望」と言われても困ります。
リピータ様で、そのあたりの都合は考慮頂き「「洗浄の有無は任せるコース」で受け付けました。
今回は、お子様が「活かせて使いたい」というご希望という事ですから、何とか洗浄して綺麗にしてみましょう!
3本届いたうちの1本。
長期間、保管の時計独特のくすみ感があります。
遊び革の状態もチェックします。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
電池格納部をチェクして電池を入れて動作確認。
尾錠やバネ棒も外して洗浄します。
竜頭の動きをチェックして。
竜頭パイプも、チェックします。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたが、ガラスが無い。洗浄器の底を探ると。
見つかりましたので接着します。こういった所がうっかり洗浄出来ないところでもあります。この時計は接着できる状態でしたので万事休す。ただ接着剤が乾くのに24時間掛かります。
今回、カメラの不調で洗浄後の組み立て写真が記録されておらず完成写真のみとなります。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。