D&G DIESEL Salvatole M電池交換
2021.2.9お預かりのD&G DIESEL Salvatole M電池交換です。
2019年にもお預かりの腕時計。
3本届いたうちの1本ですが3本、このページにまとめます。3本とも「洗浄コース」でご依頼ですが洗浄する程、汚れてはいない。内部を見てみないとまだ判断も出来ませんが、基本はあまり洗浄はしない方が良いという時計が3本。余程、汚れがひどく洗浄によって「見違える変わり映えが期待」できるものは行いますが。
竜頭の動きをチェックして。
遊び革の状態もチェックします。
裏蓋は4本ネジで留まっていて裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントですが汚れも無く。
ムーブメント拡大。
ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。電池を入れて動作確認。
パッキンを外して劣化具合をチェックしますが異常は無く。
数字の部分ですがガラスの裏側にプリント(塗装で裏側に書いた感じ)ですから洗浄すると流れ落ちる可能性があります。つまりは数字が消えてクリアなガラスになります。
竜頭の両サイドのくすみですが、これは擦れキズです。時計と一緒にブレスレットなどを付けると良くこうなります。ただ時計が雑貨の部類なので、メッキが薄い。キズを取るためにバフ掛けするなら洗浄は必須ですが。バフ掛けでメッキが飛ぶ可能性もあり無理には行わない方が無難。
時間を合わせて電池交換完了で「電池交換のみ(洗浄なし)1.550円コース」となります。
次の腕時計の電池交換です。2015年にもお預かりの腕時計。
こちらも同じく、竜頭の両サイドに擦れキズがありますから、ブレスレットとの干渉でしょう。同じくバフ掛けするとメッキが飛びます。
またブレスの装飾ですが、まさかここまでガラスに防水加工はされて居ないでしょうから、洗浄で湿気が入り曇ると、拭き取ることが出来ません。過去には洗浄した事もありますが10秒ほどしか出来ないので、あまり綺麗にはなりません。
これが白く曇ったママになるのも不格好ですから。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。拭き取りでここまで綺麗になりますから洗浄は不要でしょう。
時間を合わせて電池交換完了です。
そしてDIESELです。こちらは洗浄出来そうですが如何か?
竜頭の動きをチェックして。
遊び革の状態もチェックします。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントですがスペーサーが覆っております。
これがムーブメントですが文字盤の大きさの割にケースの空間が狭い。
竜頭の裏側の汚れをチェックしますが汚れも無く。
竜頭パイプも、ここまで綺麗では洗浄は不要か?
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
やはり文字盤のみが抜けて。
目盛リングがあるので、そのまま洗浄は出来ません。
ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。
電池を入れて動作確認。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
時間を合わせて電池交換完了です。結局、3本とも洗浄は出来ませんでしたので「電池交換のみ(洗浄なし)1.550円コース」が3本となります。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。