PULSAR 電池交換

2018.9.28お預かりのPULSAR 電池交換です。
このモデル最近では「電池交換で不動のパターン」が多いです。
ところが電池は在庫していても何時、出るか分からないくらい需要はありません。
よって仕入れ値段も高くなります。また余分に仕入れることも出来ず
数個の注文では送料で高くなります。

それで不動の場合、こちらとしては中古の電池を売るわけにもいかず「電池は廃棄」です。
電池交換のご依頼は「断る方が無難」ですから、「不動の場合でも1.000円の請求」をご了解頂いた方のみ受けます。

G-SHOCKの化粧箱で到着。電池は仕入れるにも卸先が面倒がりますし納期が掛かりますから、近所のホームセンターで買ってきました。

プッシュボタンの動きもチェックして。

ステンレス板巻きバンドに三つ折れバックル。

バックルの汚れもチェックします。

バネ棒も洗浄した方がよいでしょう。

バネ棒の伸縮チェック。このタイプのバネ棒はかなりの年代を物語っております。

ラグ部の汚れもチェックします。洗浄ご希望ですが古いですから洗浄は何が起こるか分からない。

スクリューバック・リングを外します。こおタイプ普通のスクリューバック・オープナーの爪では大きくて回せません。

これがムーブメントですがサビも無く異常は感じられません。電池のスペーサー代わりのゴムが収まっております。

この様にはめて電池格納部にセットします。

何と!表示した。このモデルで表示したのは久しぶりに見ますが懐かしですね・・。

表示の切り替え。ただ、時間合わせが出来ません。かといって返却してもお客様には
「不動としての1.000円+送料」はお支払い頂くので、時間合わせ出来なくても表示した状態で電池交換の費用を頂く方が喜ばれるか?

ラグ部の汚れは手作業で拭きます。

ブレスは洗浄して綺麗になりました。

ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になったところで。

再度、表示確認。このまま送る旨をメールすると。

「http://www.juno.dti.ne.jp/~hamahal/magnet%26auto.html」
このURLが送られてきました。読むと時間合わせには磁石が必要と言う事です。
もちろん専用の磁石はなく、手持ちの磁石でチャレンジしてみますが分の修正が出来ない。
またカレンダーは日にちが合わせられ無い。

兎に角は修正は行為は出来ましたが中途半端。
このままご辛抱頂くしかなく一晩置いて動作確認だけはしてから
その旨をメールしようかと思いましたが、このURLに載っている黒い磁石。
何処かで見た記憶がある事を思い出した!
親父が亡くなったあと、整理をしていて似たものが出て来たよな・・・と。
それで時間合わせをしてみたら修正出来ました。

もう使う事も無いので、この磁石はお客様に時計と一緒に送り
電池交換完了です。(わたしの関連ブログ記事)

 

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可