Patteck Phlippe 手巻き/バンド修理
2022.5.5お預かりのPatteck Phlippeと書いてある時計の手巻き/バンド修理です。
竜頭の動きをチェックして。これは手巻き?
シースルー・バックですから手巻きゼンマイ時計である事が分かります。
ムーブメント拡大。
ブレスが千切れたという事ですが「ネジピンが抜け落ちた」のみです。ただネジピンに既製は無く。無い事もないですがネジピンはピッチ・長さ・太さが合わないと簡単に抜け落ちますから、一コマ外してネジピンを取ります。
これがネジピンですがこの様なサイズは見た事が無い。
ステンレス無垢風ですが軽い。他のピンもチェックしますが「全部締まっていない」。うち3本は抜け落ちる寸前。よくもまぁ、ここまで緩む事が出来るものだと思う作りです。
時計は自体は時間も合っており問題無いようですが。これはご自身で精密ドライバーを持って3ヶ月に一度くらいは、締め直した方がよいでしょう。そう言う構造の作りですから仕方が無い。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。