SWATCH・HPULSAR DISNEY・BULOVA手巻き
2022.2.17お預かりのSWATCH・HPULSAR DISNEY・BULOVA手巻き電池交換です。
4本届きましたので一緒にこちらで紹介です。電池交換&洗浄3.100円コースでご依頼でしたが現物を拝見して、これは無理にムーブメント取り出しはしない方が無難。余程、汚れがヒドイ場合は変わり映えしますし、気持ちが良いので洗浄しますが。これだ奇麗な状態ではリスクを背負うのが勿体ない。
竜頭の動きをチェックして。
ご覧の通りの「SWATCH」ですから裏蓋は無い構造で、ムーブメント取り出しは不可です。
電池蓋を開けるとゴムの蓋=パッキンが見えます。
電池はSR1130SWですが、最近はこの電池は在庫して居らず取り寄せになります。
電池格納部をチェクしてサイズ違いの電池を入れてみて仮に動作確認2日後に電池が到着致しましたので電池交換。ところが翌日には5時間も遅れており。その翌日には完全に停止。内部に不具合の様ですがSwatchは裏蓋が無く、ムーブメント取り出しは不可ですから諦めるしかありません。電池は入れて2日を経過しており外しても売り物にはなりませんから、そのままにしておきます。しばらくして動き出していたらラッキーという状況ですか。
次に「PULSAR」ウォッチ。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。地板から歯車までプラスチックの素材ですから耐久性は低く、ムーブメント取り出しなどの負担になる作業はなるべく控えた方が長持ちさせる秘訣でもあります。
裏蓋の裏側もチェックして。
パッキンを外して劣化具合をチェックしますが’異常は無し。
ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。電池を入れて動作確認。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
時間を合わせて電池交換完了です。
同じ時計のレディースモデル。
竜頭の動きをチェックして。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
パッキンを外して劣化具合をチェックしますが’異常は無し。縮れておりますがこのパッキンはこういう物です。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。全体的にプラスチック部分ばかりのムーブメントですから、無理なムーブメント取り出しは控えます。
ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。電池を入れて動作確認。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
時間を合わせて電池交換完了です。
次は「BULOVA」です。
竜頭の動きをチェックして。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。開け口の形状といい。
裏蓋に収まった状態で出て来るあたりは、まるで手巻き時計。
と思ったら手巻きでした。(^_^;)
ムーブメント拡大。ゼンマイを巻けば動き出す時計で電池はありません。
裏蓋の裏側もチェックして。
ネジを巻いて時間を合わせて8時間、時間は合っており問題無いでしょう。結局、今回は「電池交換&洗浄3.100円コース」4本でお預かりでしたが、結果は「電池交換のみ(洗浄なし)1.550円コース」2本となりました。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。