ASTRODEA電池交換メンテナンス
2016.6.10お預かりのASTRODEA電池交換メンテナンスです。
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
取説が同梱してありましたが、これは特に難しくはなく。
というのもシンプルな三針ムーブですから。
ムーブメント拡大。全体的に湿気ております。
バネ棒は交換するしか無いでしょう。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
ベゼル&ガラス外します。でなければ文字盤が取り出せない構造です。
おっとピンぼけ!
竜頭を抜いて文字盤&ムーブメントは表側へ抜き出します。
ケースの内側もチェックして。
裏側も。このまま洗浄します。
ベゼルのパッキンも外しますが・・・硬化しており外すと戻せなく可能性が。
何とか外れましたが、戻せるか?。交換パーツはありません。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
洗浄して綺麗になりました。
裏側の汚れも綺麗に。
パッキンは何とか戻せましたが防水機能は期待しない方がよいでしょう。
文字盤を戻します。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
全体的にツヤが出て綺麗に。
ブレスも洗浄して綺麗になりました。何故バックルが外してあるのか?
洗浄器の底から抜けた割りピンが出て来ます。つまり洗浄の振動レベルで抜けた訳で
摩耗と金属疲労でコマとの摩擦があ減りすぎております。
一箇所ではなく全て工具で軽く突けば抜けますか総入れ替え。
もちろん反対側のブレスも。
バネ棒も交換して。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
(2016年現在)