CITIZEN Helmut Lang 電池交換メンテナンス
2022.12.2お預かりのCITIZEN Helmut Lang 電池交換メンテナンスです。
2014年にもお預かりの腕時計。
竜頭の動きをチェックして。
風防とベゼルの隙間のサビが気になりますが外せるか?また風防のキズが目立ちますのでバフ掛けもしたいところですが、風防が外せないとバフ掛けがまだらになります。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。ムーブメントへのダメージは無い様です。パッキンさえ入っていない構造ですから扱いには気を遣う分、この手の構造でコテコテという状態を見ることは少ない。
竜頭の裏側の汚れをチェックして。
竜頭パイプも、チェックします。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ベゼルごと外してサビをチェックします。
洗浄だけでは落ちないでしょうからドライバーで削ってブラシで擦ります。
洗浄したら風防が外れましたのでベゼル・リングとガラスもサビ落とし。外れたのでついでにバフ掛けもしておきましょう。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
ベゼルと風防は別々にバフ掛け&洗浄。新品のようになります。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
見違える綺麗さになりました。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
(2016年現在)