RIQUARTZ 電池交換
2020.12.4お預かりのRIQUARTZ 電池交換です。文字盤交換もご依頼ですが40年前の腕時計の部品が電話1本で入る様なものではありません。それよりも驚いたのは新品のオーラがある事です。
竜頭の動きをチェックして。ネジ込み竜頭ですが問題無く動作します。
ステンレス板巻きバンドに三つ折れバックル。ブレスさえ新品のオーラが残る逸品。
微調整位置をチェックします。
バックルの汚れもチェックしますが新品そののも。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントですが綺麗な状態。
湿気の痕跡さえありません。
電池格納部をチェクしますがこちらも液漏れどころか変色もなく。この状態ではムーブメント取り出しとか止めておきます。古い腕時計ですから無闇にムーブメント取り出しで部品でも破損すれば修理も不可ですから。錆も無く液漏れもなく、電池交換で問題無く動くなら、そっと使う方が無難です。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
時間を合わせて電池交換完了です。ネジ込み竜頭の操作や針回しも異常は無く非常に状態が良いです。となると文字盤のシミは新品の時に「ネジ込み竜頭の閉めますれ」による浸水。そして日光に当たり変色というパターンです。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
(2016年現在)