LONGINES 自動巻 K18
2017.2.9お預かりのLONGINES 自動巻 メンテナンスです。
2本届いたうちの1本。
竜頭とプッシュボタンの動きをチェックして。
メッシュバンドにスライドバックル。非常に綺麗な腕時計ですから洗浄しても変わり映えしないかもしれません。
裏蓋は”はめ込みタイプ”でシースルーバック。
分解修理の日付記載がありますから洗浄して消さない方が良いでしょう。
これがムーブメントで香箱側。
こちらがテンプ側です。
バネ棒にさえ汚れは無し。
ラグ部の汚れも無いですから未使用の腕時計。ムーブメント取り出しもガラスを外して前面から抜きますから厄介。未使用の時計でムーブメント取り出しが厄介、洗浄で変わり映えしないとなると作業は止めておきます。外したついでにブレスだけは洗浄しておきましょう。
もう1本のロンジン、金無垢ウォッチ。
竜頭の動きをチェックして。
遊び革の状態もチェックします。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントでテンプ側。
裏蓋を開けた感じでは未使用に見えます。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。汚れはありませんが未使用でも無い。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
こちら裏蓋記載。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
バネ棒も金色ですが「金」では無いでしょう。
全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
バンドを取り付けメンテナンス完了です。
そしてもう1本のブレスの洗浄は完了。このブレス、洗浄槽の水がまったく汚れませんから未使用だったという事です。
バンドを取り付けブレス洗浄のみ完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。