Orient Star メンテナンス

2018.9.24お預かりのOrient Star メンテナンス です。
2017年に「分解修理」でお預かりした腕時計。

6本届いたうちの1本。

竜頭の動きをチェックして。今回「竜頭回しが固い」というご依頼で、確かに固いですがグリス切れのようです。

ブレスのコマの隙間にあちこち茶色いサビが見えますので洗浄します。

弓環の汚れもチェックします。

ラグ部の汚れからも洗浄するしか無いでしょう。

裏蓋の裏側もチェックして。

スペーサーがムーブメントを囲んでおります様に、ムーブメント自体は小さなムーブ。

スペーサーの下には更にスペーサー。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。サビも無く綺麗な状態ですからグリス切れですね。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックして。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

ガラスとケースの隙間の茶色いサビ。これは接着剤に染みこんだサビですから
ガラスを外して接着剤ごと除去する必要がありますのでおおごと。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

ブレスごと洗浄で弓環も綺麗になりました。

全体的にツヤが出て綺麗になったところで。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。竜頭にはグリスを注して軽くなりました。

 

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可