OMEGA Speedmaster 自動巻クロノグラフ

2017.6.5お預かりのOMEGA Speedmaster 自動巻クロノグラフです。

プッシュボタンが一つ、折れて欠損しております。
取付もご依頼ですが純正品はありません。メーカーへ直接送って頂くしかありません。

ステンレス無垢バンドに三つ折れバックル。

微調整位置をチェックします。

ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗に。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

弓環やラグ部の汚れもチェックします。

裏蓋の裏側もチェックして。

パッキンを外して劣化具合をチェックしますが異常は無し。

これがムーブメントですが全体的にツヤが無く湿気が入っております。

サビが浮くまででは無いですから分解修理の対応は可能。

ローターを回すと、本来ツヤがある金属部分が曇っております。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックして。

プッシュボタンの裏側は問題ありません。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

巻芯ですが先端が曇っております。これはムーブメント内部まで湿気が回っている事を示します。ご購入から一度もメンテナンスされていないと言う事で、一度メンテナンスする時期でもあります。

添付は動きますが振りが鈍い。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

パッキンを装着します。

ブレスごと洗浄で弓環の汚れも綺麗に。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

弓環周りとかは洗浄しないと綺麗になりません。

プッシュボタンは頭だけが折れて紛失のパターンですがこれはプッシュボタン一式の交換になります。

流石オメガ洗浄したくらいでベゼルの数字が消える事はありません。

 

バンドを取り付け洗浄メンテナンス完了で修理センターさんに見積もりに出します。
修理センターさんによるとやはり一度も分解修理されておらず要・分解修理の状態であると言うことです。プッシュボタンは純正では無いが代用品はあると言う事でした。

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可