TAG HEUER Automatic Seethrue Col1887
2022.3.5お預かりのTAG HEUER Automatic Seethrue Col1887洗浄です。
先日の「エアー・キング」の件もありメカ・ウォッチのお預かりは怖いのですが、アンティークでは無く状態も良いので問題無いでしょう。ただリスクは「0」ではありません。
竜頭の動きをチェックして。少し堅い感ありですがサビでは無いでしょう。
ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。
ラグ部の汚れや弓環の汚れもチェックして。
ラグ部のバネ棒も洗浄します。
弓環は外れますので別に洗浄します。
裏蓋はシースルーバック、通称裏透け。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックします。
目盛リングがあるので、そのまま洗浄は出来ません。裏蓋を閉めてまるごと洗浄して浸水が無いかチェックします。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
裏蓋は別に洗浄して綺麗になりました。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ブレスも部分的にバフ掛け&洗浄して綺麗になりました。一見綺禮に見えたブレスですが洗浄するとかなりの汚れで6回、洗浄し直してやっと汚れが出なくなりホッとしました。
ケースも軽くバフ掛けしてピッカピカ!
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。